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11月
 
 寒い季節は、お風呂のあたたかさが何より心地よく感じます。
 湯ぶねにゆったりとつかって体をあたためると、血管が広がって血液の循環がよくなり、新陳代謝を高める効果が期待できますが、入浴にはそのほかにもさまざまな効果があります。
 水中では水面からの深さに応じて体に水圧がかかります。そのため筋肉や関節がほぐされてマッサージのような効果を生んだり、血液が心臓に戻ることを助けてうっ血を解消してくれます。
 さらに、湯に深くつかれば水の浮力によって、人間の体は10分の1程度の軽さになり、手足や関節にかかる負担が少なくなります。重力から解放されることで体の疲労や緊張を解きほぐし、心もリラックスさせてくれるのです。
 お風呂はゆっくりつかるだけで、心と体をいやして活力を与えてくれるものなのですね。
 入浴にはさまざまな効果がありますが、これらの効果を高めてくれるものに入浴剤があります。
 入浴剤の中でも炭酸ガスを発生させるものを使えば、お湯に溶けた炭酸ガスが皮膚から吸収されて血管が広がり、血行がよくなります。血液がお湯のあたたかみを体の内部までさかんに運んでくれるため、体が芯(しん)からあたたまります。
 また、これから寒くなってくると入浴後の湯冷めに注意が必要です。
 入浴によるせっかくの効果をできるだけ維持するためにも、これからは保温効果のある無機塩類系の入浴剤が重宝することでしょう。無機塩類系の入浴剤を使うと、硫酸ナトリウムなどの塩類が皮膚の表面でタンパク質と結合して膜をつくります。この膜が体から熱が逃げるのを防いでくれるので保温効果が高まるのです。
 そのほかにも、炭酸水素ナトリウムを含んだ入浴剤には石けんと同じような洗浄能力があり、入浴の大きな目的のひとつである体の汚れを落とすことについても効果的といえます。
 よりよいバスタイムにするためにも入浴剤を利用してみてはいかがでしょうか。
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