秋の味覚と言えば、何を思い浮かべますか。まつたけ、くり、さんま、・・・といろいろありますが、さつまいもも今がおいしい季節です。さつまいもは、種類によって差があるものの、だいたい9月中旬から11月上旬が収穫時期で、10月に最盛期を迎えます。
原産地は中央アメリカで、日本には17世紀の初めころに入ってきました。このとき、薩摩(さつま)地方(現在の鹿児島県)から広まったため、薩摩の芋が転じて「さつまいも」と呼ばれるようになったと言われています。
そんなさつまいもは、甘みがあり女性にとても好かれていますが、実は美容にもとてもいい野菜なのです。さつまいもは、1本(約200グラム)で1日に必要なビタミンCを摂取することができます。
ビタミンCは、メラニン色素の沈着を抑制する働きがあるので、夏に日焼けしすぎてしまった方はぜひ食べてみてください。
また、さつまいもを切った時に出る白い液(ヤラピン)は、便秘に効果があります。他にも、カルシウムやカロチン、カリウムなどがたくさん含まれたとても優秀な食材なのです。 |
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さつまいもの料理方法としては、蒸す、焼くなどがありますが、栄養をあます所なく摂取するには、焼き芋にするのが一番のおすすめです。
さつまいものビタミンCは、加熱しても壊れにくい性質があり、蒸すよりも、焼いた方が損失はさらに少なくなるのです。
また、さつまいもの皮の部分には、中身の部分の5倍のカルシウムが含まれているため、皮ごと食べることでより多くのカルシウムを摂ることができます。
そのほかの栄養も、蒸すよりも焼く方が多く残ります。さらに加熱することで自然の甘みが増すので、おやつなどにもぴったりです。
これからは、肌寒い日がますます多くなってきます。そんな時にはぜひ、ほくほくの焼き芋を食べて温まりたいですね。 |