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10月
 
 秋は収穫の季節です。この時に収穫できるものの一つにキノコがあります。一口でキノコといってもいろいろな種類がありますが、代表的なキノコとしてシイタケが挙げられます。
 今では人工栽培によって一年中出回っていますが、天然のものは春と秋にシイやナラ、クリなどの枯れ木に自生するのです。そんなシイタケには食物繊維が豊富に含まれています。その量はエノキタケやシメジなどのキノコよりも多く、特に、干しシイタケには食物繊維が100グラム中42・5グラムも含まれていて、不足しがちな食物繊維を摂るのに適した食材と言えるでしょう。
 また、うま味成分が多いのもシイタケの特徴です。食材のうま味成分としては、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸の3つが知られていますが、シイタケにはこのうちグルタミン酸とグアニル酸が含まれています。2つのうま味成分の相乗効果で、シイタケのおいしさが生まれるのです。シイタケは単体で食べてもうま味が十分ですし、ほかの料理のおいしさも引き立てることもできる優れた食材と言えるでしょう。
 食物繊維が豊富なシイタケには、このほかにも様々な体によい物質が含まれています。
 そのひとつがエリタデニンです。エリタデニンは、体内のいわゆる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)値の上昇を抑える効果があります。そのため特に悪玉コレステロールが蓄積しやすい肉料理などを食べるとき、シイタケを一緒にとれば、体内に蓄えられるコレステロールを効果的に減少させることができるのです。
 コレステロールが気になる方は鍋料理やハンバーグ、ステーキなどにはシイタケを添えて食べるとよいでしょう。また、シイタケにはカロリーがほとんどないのでダイエット中の方でも気にせず食べられます。おいしいだけでなく健康維持にも効果的なシイタケで、味覚の秋を満喫したいものですね。
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