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 6月の花嫁「ジューンブライド」は幸せになるとされており、6月に結婚式をあげることをあこがれる女性は多いのではないでしょうか。
 ジューンブライドは、6月がローマ神話で女性と結婚生活の守護神である、「ジュノー」の月である、ということに由来するヨーロッパの風習です。
 日本では6月は雨の多い月ですが、ヨーロッパでは雨を気にすることはあまりないようです。実際にジューンブライドの発祥地であるヨーロッパ各地の6月の晴天率をみてみるとローマは97パーセント、パリは71パーセント、ロンドンでは60パーセントと晴れの日が多くなっています。
 しかし、一方、日本の6月の晴天率は、梅雨のない札幌で50パーセントとやや高めですが、大阪で38パーセント、東京では34パーセントと低い値になっています。このように「ジューンブライド」を取り入れたものの日本は6月に結婚式を行うには雨を気にしてしまいます。しかし、ヨーロッパの6月は晴れることが多く結婚式を行うのにはぴったりの時期なのです。
 6月の花嫁は幸せになれるといいますが、6月に結婚する人はどれくらいいるのでしょう。
 1997年から2001年の婚姻件数を月別に多い順に見てみると、梅雨のある地方(北海道を除く全国)では、最も多いのは11月、2位は3月、3位は10月、そして6月は6位です。
 一方、梅雨のない北海道では、1位は3月、2位は11月で、人気の月は他の地方と同じですが、3位にはなんと6月が入っています。北海道の6月は札幌では一年で最も雨が少ない月で暑くもなく寒くもないころであることからカップルに好まれているようです。
 このように、梅雨はジューンブライドに影響を及ぼしているということがいえるのではないでしょうか。もし、日本列島に梅雨がなかったら、ジューンブライドはもっと増えるのかもしれませんね。
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