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9月
 
 日本で一番早く紅葉が訪れるのは、北海道の最北端、稚内あたりからと思う方もいるのではないでしょうか。
 実は北海道の中央に位置する大雪山系(たいせつさんけい)が日本で一番早く紅葉をむかえ、中でも標高2290メートルの旭岳(あさひだけ)が手軽に行ける所として有名です。
 旭岳ロープウェイの姿見駅付近は旭平(あさひだいら)といい、例年9月中旬には、バラ科で葉の裏が粉白色であることから名がついた「ウラジロナナカマド」と呼ばれる高山植物が赤く色づきます。
 また旭平から北へ1時間ほど歩くと裾合平(すそあいだいら)に達しますが、この辺りは更に紅葉が素晴らしいところです。アイヌの人がカムイミンタラ「神々の遊ぶ庭」と言ったのもこの辺りのようです。
 そして旭岳のふもと、標高1100メートルの旭岳温泉では、9月下旬から10月上旬にかけて見ごろを迎えます。一足早く北の山々で、素晴らしい秋の彩りを堪能してみてはいかがでしょうか。
 紅葉がいつごろから始まるか気になる方も多いのではないでしょうか。紅葉と秋の気温には深い関係があります。多くの樹木は、明け方の最低気温が8度前後より低くなるとしばらくして色づき始めると言われています。
 そこで各地で最低気温が8度以下になるのはいつごろなのか調べてみました。北海道の内陸部では9月のうちから、東北地方や東日本の内陸部では10月中に8度以下の冷え込みになります。東日本の海沿いの地域と西日本のほとんどの地域では11月に入ってから、九州南部の遅いところでは12月以降です。
 ただし、日々の気温は常に一定の割合で下がっていくわけではなく、日によって暖かい日もあれば寒い日もあるため、これより早くなることもあります。
 ちなみに、早い時期から冷え込む北の地方ほど、冷え込みから紅葉するまでに時間がかかり、南の地方ほど8度以下の冷え込みから短い期間で紅葉が始まる傾向にあるようです。強く冷え込む日が現れたら、紅葉の見ごろ時期を逃さないように紅葉狩りの計画を立て始めた方がよさそうですね。
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