
●東の空には、夏の大三角(だいさんかく)のひとつであるわし座のアルタイルが輝いています。北の空でもご紹介しましたが、アルタイルは七夕伝説の牽牛星(けんぎゅうせい)にあたります。
●アルタイルから南の方に目を移すと赤い星が上がってきています。この赤い星はアンタレスで、その星を含むS字形をした星座がさそり座です。
その均整(きんせい)のとれた形は、夏の星座の王者といえるでしょう。
●さそり座の隣りにはてんびん座があります。星占いにも出てくる星座ですが、2000年、気象の世界でもその名前が登場しました。
実は2000年から、台風の英語名にアジア各国から提案された名前が使われ始めたのです。台風1号がカンボジア語で象という意味の「ダムレイ」でしたが、
日本からの「テンビン」は今年の台風5号に使われました。日本の担当分の名前はすべて星座名が由来(ゆらい)で、てんびん(座)の他、
図の南の空の中では「わし」「かんむり」「コップ」が該当(がいとう)します。
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